美容師の手荒れの原因と対策|シャンプー屋が徹底解説「美容師が手荒れになる3つの理由」

美容師の手荒れの原因と対策:シャンプー屋が徹底解説


美容師の手荒の原因と対策1:乾燥

これについては、もう説明の必要がないことだと思いますが、シャンプーなどの水仕事により異常に皮脂が奪われることによる乾燥が原因の手荒れです。
なぜ乾燥すると手荒れになるのかというと、乾燥により皮膚のバリア機能が弱ります。すると、外からの刺激やアレルギー物質に反応しやすくなり、湿疹が出たりかゆみが出たり皮が剥けたりと症状がひどくなっていきます。
手荒れの始まりはこの乾燥からと言えますので放置してはダメです。

この対策は、普段から手の保湿を行うことを心がけましょう
朝、作業前にワセリン(それに類似したオイル)で手に塗り込み手に被膜を作ります。指側につくと滑って仕事がやりにくいという方は軽くティッシュなどで拭き取るといいでしょう。
シャンプーなど水仕事するたびにワセリンを塗るようにします。
仕事終わりには、手を洗って清潔にしワセリンを塗って保湿をします。冬などは綿の手袋をして寝るとさらに良いと思います。
熱いお湯、ドライヤーの熱、部屋の乾燥も手の乾燥につながりますので注意が必要です。

美容師の手荒の原因と対策2:刺激

パーマ液やカラー剤などの薬液は、刺激が強い成分が配合されています(チオグリコール酸や過酸化水素、アルカリ剤など)。
その刺激に長い間さらされるとその強い刺激により皮膚が炎症を起こします。これを刺激性接触性皮膚炎と言います。

この対策は、外部からの刺激を受けないように手袋をはめたりして、長時間皮膚に接触しないように工夫する必要があります。
仕事柄難しいことではありますが、ほっておくと重度の皮膚炎になる場合もありますので、しっかり対策しましょう。
現実的には手袋をつけることが一番簡単な方法ですが、手袋もゴアテックス加工したものは逆に手荒れの原因になるので注意が必要です。
その理由は次の「美容師の手荒れの原因と対策3:アレルギー」で解説します。

美容師の手荒の原因と対策3:アレルギー

意外と知られているようで知られていないのがアレルギーによる手荒れです。アレルギー性接触皮膚炎と言います
パーマ液やカラー剤はアレルギー性皮膚炎の原因にもなることは多くの方が知っておられると思います。(チオグリコール酸アンモニウム、システアミン塩酸塩やジアミンなど)
アレルギーがあるスタッフさんは、パーマやカラーの時は手袋を着けて施術されると思います。
この時、ゴアテックス加工された手袋を着けるとアレルギー性皮膚炎を起す場合もあります。

意外と知られていないのは、シャンプーにもアレルギー成分が入っている場合があるということです
シャンプーの場合、洗浄力(刺激)だけが取り上げられて、アミノ酸シャンプーなら手荒れはほぼ起こらないと思っている方が多いですが、実はそうではなく、厚生労働省の部会でも問題提議されましたが、ある成分が手荒れの原因になっている可能性が高いので注意が必要です。

その成分とは、
コカミドプロピルベタインラウラミドプロピルベタイン
・ケイソンCG(メチルクロロイソチアゾリノンメチルイソチアゾリノンなど)
美容師さんのパッチテストでは、44%の人に陽性反応が出た報告があります

この対策は、これが配合されているシャンプーの場合、手袋を着用してシャンプーするか、これらの成分が配合されていないシャンプーを使用するようにようにしましょう。
これらの成分は、頭皮のかゆみや頭皮湿疹の原因にもなりますので、サロンに来られるお客様にも教えてあげると頭皮トラブルの改善につながるケースもありますのでぜひ覚えておいてください。
上記の成分が入っていないシャンプーをご紹介します。

頭皮のかゆみや湿疹などでお悩みのお客様にもおすすめです。

この成分について動画で詳しく解説 ※ご注意解説の音声が流れます

手荒れの美容師さんにおすすめ裏技アイテム

手荒れの原因は大きく分けて上記の3つがありますが、その他にシャンプーを手指で何度も繰り返し行うと摩擦による手荒れが起こる場合もあります。
特に指先の皮が薄くなり、かゆみが出たり熱いものが持てなくなる症状が出ます。

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